最初の時に治っていないだけ?
うつ病が治ったと判断できるのは誰?
うつ病が治ったかどうか本人がわかる?
年間200件近く面談していると
うつ病が再発して再度休職になったという方にもお会いします
そして今回のうつ病の経緯とともにうかがうのは
- 最初にうつ病になったのはいつですか?
- どんな状況で、どんな症状が出ましたか?
- 治ったのはいつ頃で、どうして治ったと判断したのですか?
そして当時治ったと判断した多くの方は
「まだ無理かなと思ったけど休んでいても良くならなかったから」
「家族もいるし経済的に心配で、これ以上休むと査定にひびくから」
「家に居ても落ち着かないから出社しようと思った」
「もう二度と社会復帰できないのではないかと不安だったから」
「大丈夫だと言われたから」
と言います。
骨折ならレントゲン写真で骨がくっついたのがわかります
胃潰瘍なら内視鏡で胃粘膜がきれいになっているのがわかります
うつ病は?治ったという判断は誰がどうやってできるのでしょう?
本人?家族?友人?医師?カウンセラー?
うつ病に限って言えば
本人が自力で「治った感」を感じ取るのは
とても難しいし時間がかかると思います
だからカウンセラーがその人を客観的に見て
状態を見極めることが大切なのです
私はたくさん話して
全エネルギーを注いでその人を理解し
治ったか、まだ無理かの判断をしています
最初に治っていないだけですよ
再発したと病院などで言われると
本人はがっかりして
「どうして再発してしまったんだろう」と
より一層落ち込みます。
でも以前にうつ病になった時に
治ったと思って(治ったと言われて)復職した
その後の様子をたずねてみると
ほとんどの場合は
「やれるはずだ、やってみよう」と
焦って、無理に自分を奮い立たせているのです
だから ずっと治っていない のです
私は
「それ治ってないですよ、治っていないままがんばっているからまた症状が出ただけですよ」
「足の骨が折れたまま走り続けたらどうなりますか?今度はちゃんと治しましょうね」
とお伝えします
治っていないまま10年走り続けて働けない状態になると
10年前よりダメージが大きくなります
だから最初にうつ病になった時に私と出会ってほしいのです!
最初にちゃんと治して
ご本人のペースで焦らず歩んで欲しいのです
読んでいただきありがとうございます
今つらい思いをされている方に届きますように