うつ病休職者を熟知したから言えること
企業の保健師をしていた時期からカウンセラーとして独立して
これまでに20年近く
何人ものうつ病の方と出会い
休職する時→休職中→復職する時→復職後までを
ずっと支えてきました
だから自信を持って言えることがあります
うつ病休職中にはいっぱい寝てほしい
会社を休むと落ち着かないとは思いますが
もし早く治したいと思っているなら
休み始めてすぐは
とにかく寝ること!
これしかありません!
脳を休めるには睡眠しかないのです
脳が休まってくれば
セロトニンも増えて
意欲が出てくることが期待できます
これは本当に悔しいことですが
「規則正しい生活をしてください」
という医療または心理関係者がいます
これは絶対に間違っていると思います
うつ病の方本人がそう決めるならいいのですが
周囲の人たちしかもプロが
「では生活記録表を書いてください」
とか言ったりするので驚きます
ご本人はこれでは休まりません
規則正しい生活をするのは
そういう意欲が出てからでいいです
生活記録表は復職が視野に入ってからでいいです
休職する前は
相当つらい思いをしたのだから
いっぱいいっぱい寝てください
必ずたくさん寝なくてもいい日が来ますよ
うつ病休職中には「ジコチュー」でいてほしい
うつ病になる方は
もともと真面目で律儀な人が多いです
ご自分が病気で休んでいるのに
周囲の人にとても気を遣います
寝ていると家族に悪い
何にもしないでいると落ち着かない
会社の皆さんに申し訳ない
などなど
クライアントさんに
「うつ病になったらジコチュー(自己中心的)でいいんですよ」
「あなたが元気になることが周囲の人への恩返しなんです」
とよく言います
ガンになって周囲の人に申し訳ないって言う人いませんよね
なぜうつ病になると申し訳なく思ってしまうんでしょう
ジコチューになる練習した方が
復職後もうまくいくんです
まずご自分が元気になること
いっぱい寝ることに集中(?)してください
うつ病休職中には自由に過ごしてほしい
寝ること以外にして欲しいことは
自分がしたいように過ごすこと
テレビを観たかったら観ればいい
食べたかったら食べればいい
泣きたかったら泣いて
叫びたかったら枕に顔を埋めて叫んでもいい
何かに当たりたくなったら当たればいい
(自他共にお怪我のないよう)
「自宅療養って外出してはダメなんですか?」
とよく聞かれます
「出たかったら出ればいいですよ」
と答えます
重要なポイントは
ご自分がしたいようにすること
なんです
誰かから言われて動くことはお勧めしませんが
ご自分がどうしたいかを捉えて欲しいのです
「自由にしているとこのまま自堕落な生活を送ってしまいそうで怖いんです」
と心配されますが
そうなった方は何十人もカウンセリングしてきて
一人もいません!
どれだけ自由に寝て
どれだけ自己中心的になり
どれだけ自由に過ごせるか
で治るスピードが決まってきます
心配せず抵抗せずこれができた方が
スッキリ治りますよ!
試してみてくださいね!
不安が強い時には私を使ってくださいね